ポーランドのカッコイイお土産8選
ポーランド版「Mind the Gap(足元注意)」Tシャツや、自由の女神像は買わないで!大量生産のショールやマトリョーシカも避け、手頃でオリジナルなものを探そう。
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紐でつないだ乾燥キノコ。写真:Łukasz Głowala / Forum
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森の野生キノコの香りは、ポーランドの思い出を呼び起こしてくれる。旅行中、森に近づいた覚えがないとしても、バルシュチュ(barszcz)やビゴス(bigos)など、ポーランドの定番料理の中で、乾燥キノコには出会っているはず。きちんと保管すれば何年ももち、土の香りのする本物の味を、自分の家の台所で再現できる。
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思い出を家に持って帰るには、音楽ももってこい。年上の親戚にはショパン、自分には珍しい、レトロなアルバムはどうだろう?おすすめは伝説的なロックバンド、Manaamの1980年代のアルバム、「Night Patrol」。英語の名盤だ。ロックはちょっと、という人は、コンテンポラリー・フォークやジャズを試してみて。
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アンジェイ・ノヴァク氏(Andrzej Nowak)の笛コレクション。写真:Michał Grocholski / Agencja Gazeta
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せっかく音楽の話が出たので、ポーランドの楽器もお土産にしてみては?えっ高すぎるって?必ずしもそんなことはなく、手頃なのが「グフィズデク(gwizdek)」、つまり民芸の小さなおもちゃの笛。陶土で作られた、鳥の形をした笛で、水を入れて吹くと、心地よい、さえずるような音を出す。特別な技術は要らないので、前もって練習しなくても、メロディを奏でることができるはず。
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型抜き工作セット「Blok Wschodni(東側ブロック)」。デザイン:デヴィッド・ナヴァッロ(David Navarro)&マルティナ・ソベツカ(Martyna Sobecka)、制作: Zupagrafika。ウッチ・デザイン・フェスティバル「2014年Must Have」賞受賞。吹き出し:「ねえ、ワルシャワを縮めちゃったよ」。写真:Łódź Design Festival 2014
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小さな笛よりもっとインパクトのあるものが欲しければ、いつだってポーランドの建物を持ち帰ることができる。本物そっくりに見える、おしゃれなボール紙の型抜き工作セットが販売されている。Zupagrafikaスタジオがデザインした、ポーランドのモダニズム建築のミニチュア建物は、手が込んでいて、まさに「カッコイイお土産」。
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オレク・モゼレフスキ(Olek Modzelewski)のデザインによる広口コップ「お馬さん」。写真:Mamsam
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「オスタルギー(Ostalgie)」つまり共産主義時代のデザインに対するノスタルジーは、最近のポーランドでの流行り〔訳注:2016年当時〕。共産主義にインスピレーションを得た、典型的なポーランドのお土産が欲しいなら、国営食堂で使われていた、陶器の広口コップをぜひ。とは言え、盗む必要はない。ほぼどのデザインショップでも、レトロ調の柄がプリントされた、現代版の陶製コップが手に入る。
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ティトゥス・ブジョゾフスキ《Warszawa(ワルシャワ)》、プラツ・ズバヴィチェラ(Plac Zbawiciela, 救世主広場)。写真:アーティスト提供
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写真をこれでもかと撮るのが好きでないなら、絵を一枚、記念に選んで。例えばティトゥス・ブジョジョフスキ(Tytus Brzozowski)は、魅力的で、ひと味違ったワルシャワの絵を制作している。ポーランドのアーティストやデザイナーはたいてい、手頃な値段で作品を売っている。
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アンジェイ・ワイダ監督『ヴィルコの娘たち』のダニエル・オルブリフスキとクリスティン・パスカルの一コマ。写真:Studio Filmowe Perspektywa / Filmoteka Narodowa /
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Kadr z filmu. Na zdjęciu: Daniel Olbrychski i Christine Pascal., fot. Studio Filmowe Perspektywa/Filmoteka Narodowa/www.fototeka.fn.org.pl
オスカー候補作やマーティン・スコセッシが推薦する映画に限っても、ポーランド映画には傑作がたくさんある。今は失われてしまった、戦前ポーランドの魅力と美しさをとらえた作品に興味があるなら、アンジェイ・ワイダ(Andrzej Wajda)監督の『ヴィルコの娘たち(Panny z Wilka)』(1979)を見てみて。偉大な作家ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィチ(Jarosław Iwaszkiewicz, 1894-1980)の優れた短編小説に基づいている。ポーランド国外ではスリラー映画『ソルト(Salt)』(2010)で知られるダニエル・オルブリフスキ(Daniel Olbrychski)が、この作品では、若い頃よく訪れた田舎の屋敷に戻ってくる、中年の男を演じている。ほぼどのエンタメ小売店でも、字幕付きDVDが手に入る。
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「ポスターのポーランド派(Polska szkoła plakatu)」による映画ポスターは、愛好者の間で非常に価値があるとされている。大部分は外国映画の宣伝用に作られたものだが、大量生産の美学に屈せず、近年のヒット映画のポスターとは似ても似つかない、美しい作品だ。
執筆:マレク・ケンパ(Marek Kępa)、2016年4月
日本語訳:柴田恭子(Yasuko Shibata)、2026年7月