日本・ポーランド国交樹立100周年をお祝いしましょう!
京都のお城や東京都心の美術館で開催される展覧会。最大のコンサートホールでの一流の公演。ポーランドのデザインや料理との出会い。これらはアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートが2019年日本・ポーランド国交樹立100周年記念に際し、ポーランド文化を紹介するプログラムのほんの一部だ。
2019年、日本とポーランドが国交樹立100周年を迎える本年は、文化の分野で交流を深め、お互いを知る理想的な機会だ。「一期一会」の精神に基づき、この一年私たちが祝うのは、人々が一緒にいる時に生み出される楽しいエネルギーである。日本人もポーランド人も、互いの文化を体験することで、自分自身について新しい何かを発見することができるに違いない。古典に現代文化。伝統から最先端のものまで。しきたりに則って、あるいは自由なスタイルで。準備はいかが?注目イベントが目白押しだ。
Let’s Celebrate!―現代美術とデザイン
プログラムの目玉となるのは特別な展覧会だ。『セレブレーション-日本ポーランド現代美術展-』は、過去最大規模となる現代美術分野での日本とポーランドの共同事業である。『セレブレーション』は日本・ポーランドの若手中堅作家が20組以上参加するグループ展で、日本では京都、ポーランドではポズナンPoznańとシュチェチンSzczecinの三都市で開催される。
第一部は5月中旬、世界文化遺産・二条城や京都芸術センター他、京都市内の複数の会場で開催される。次にポーランドの二都市に移り、ポズナンではポズナン・アート・ウィークPoznań Art Weekの主要イベントとして、またシュチェチンではトラフォスタツィアTrafostacja Sztuki(トラフォ現代美術センター)で展示される。『セレブレーション』では、パフォーマンス、コンサート、ワークショップ、レクチャー、ポーランド・アニメのレビュー等多彩なイベントも予定されている。
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これに先駆け4月から5月にかけて開催されるKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2019では、ポーランド人アーティスト、ヴェロニカ・ゲンシツカWeronika Gęsickaの個展『What a Wonderful World』がある。また6月には京都工芸繊維大学美術工芸資料館にてポーランド・ポスターの歴史を紹介する展覧会が開催される。
続く現代美術の見所は、8月に開催される東京都写真美術館の展覧会である。この展覧会では、ポーランド女性作家による優れた映像作品を紹介する。ポーランド映像作品の歴史(エヴァ・パルトゥムEwa Partum、ナタリアLL Natalia LL)だけでなく、アグニェシュカ・ポルスカAgnieszka Polska、カロリナ・ブレグワKarolina Breguła、ホノラタ・マルティンHonorata Martin他、若い世代で最も注目される精鋭作家を知る機会となるだろう。
ショパンとその…コンパニャ(仲間たち)―音楽イベント
国交樹立100周年記念事業にはもちろん音楽イベントも欠かせない。一年の幕開けを飾ったのは、TPAM-国際舞台芸術ミーティングin横浜2019におけるジェラード・レビック(ゲラルト・レビク)Gerard Lebikと赤間涼子のサウンド・パフォーマンスだ。
ジャパン・アーツ主催のポーランド・プログラムはまさに素晴らしいものとなるだろう。ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団ツアー公演(その中はショパン国際ピアノコンクール優勝者であるラファウ・ブレハッチRafał Blechaczとの2回公演)とショパン国際ピアノコンクール優勝者であるクリスティアン・ツィメルマンKrystian Zimerman、チョ・ソンジンSeong-Jin Cho出演のコンサート等が開催される。そしてこれらはすべて日本最大かつ最も権威あるコンサートホールにて行われる。
子どものための演劇、大人のための演劇
ポーランド演劇シーズンの幕開けとなるのは、ロームシアター京都5月公演のヤネック・ツルコフスキ(ヤネク・トゥルコフスキ)Janek Turkowski『マルガレーテMargarete』だ。世界的成功を収めている作品である。7月末には子ども向けの演劇が上演される。りっかりっか*フェスタ-国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわでは、ポーランド演劇にフォーカスし、子どもや若い観客にポーランドに親しんでもらうための特別なイベントが企画されている。
秋には二つの日本ポーランド合作演劇が上演され、いよいよ演劇が盛り上がる。主要イベントは、フェスティバル/トーキョーとTRワルシャワ(TR Warszawa)による日本ポーランド演劇の新作『Wracać wciąż do domu(オールウェイズ・カミング・ホーム)』だ。この作品は、アーシュラ・K・ル=グウィンUrsula K. Le Guinの小説を演劇的に解釈したもので、作り手たちはアイデンティティの問題を喚起する。この新作は今年のフェスティバル/トーキョーで初演を行った後、将来的にTRワルシャワの常時レパートリーとなる予定だ。
映画とクラブ
映画愛好家の皆様はポーランド映画祭2019をお待ちかねだろう。この映画祭は2012年から東京・京都・大阪その他の都市で毎年11月に開催され、毎回ポーランド映画の古典から最新作まで紹介している。
秋の東京ではPoland!Poland!Poland!フェスティバルが開催され、ポーランド文化・デザイン・ライフスタイルの最新流行に触れることができる。今年の開催地は渋谷の中心部だ。
日本ポーランド国交樹立100周年記念事業では面白いイベントが沢山予定されている。
全てのイベントの詳細は、ポーランド広報文化センター(東京)のサイトにある「国交樹立100周年記念事業カレンダー」で確認できる:
instytut-polski.org
日本ポーランド国交樹立100周年記念事業の一環としてアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートが主催するイベントの協賛:
LOTポーランド航空
Melody Toursメロディー・ツアー
KGHM Polska Miedź
出展:記事、日本語翻訳:YA、2019.04
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