プログラムは大きく8つ。
迷ったら、まずはこちら!
ポーランドの旬をお届けする「ポーリッシュ・シネマ・ナウ!」
抱腹絶倒のコメディから歴史ドキュメンタリー、ポリティカル・スリラーまで、ポーランドの“今”を感じることができる貴重なラインナップ。どれを観るべきか迷ったら、まずはこれを見よう。
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『ユリウシュ』Juliusz (2018) 監督:アレクサンデル・ピェトシャク Aleksander Pietrzak
『執事の人生』Kamerdyner (2018) 監督:フィリプ・バヨン Filip Bajon
『ソリッド・ゴールド』Solid Gold (2019) 監督:ヤツェク・ブロムスキ Jacek Bromski
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『ザ・ベスト』Najlepszy (2017) 監督:ウカシュ・バルコフスキ Łukasz Palkowski
『パニック・アタック』Atak paniki (2017) 監督:パヴェウ・マシロナ Paweł Maślona
『パラグアイへのパスポート ポーランド外交における秘話』Paszporty Paragwaju (2018) 監督:ロベルト・カチュマレク Robert Kaczmarek *photo credit: ポーランド共和国外務省
「日本ーーポーランド国交樹立100周年」
1919年に国交を回復した日本とポーランド。それ以来、政治、文化、経済などあらゆる面で友好関係を維持してきた。坂東玉三郎が男女一役を演じた『ナスターシャ』や映画をポーランド・ウッチ映画大学で学んだ石川慶の作品など、両国の絆を再確認できる作品を紹介する。
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『ナスターシャ』Nastazja (1994) 監督:アンジェイ・ワイダ Andrzej Wajda 写真提供:松竹
『人形』Wojciech Jerzy Has (1968) 監督:ヴォイチェフ・イエジー・ハス Wojciech Jerzy Has
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『アンジェイ・ワイダの建築へかける情熱』Idea jest najważniejsza (2017) 監督:ヤツェク・レンチョフスキ Jacek Lenczowski
『愚行録』GUKOROKU – TRACES OF SIN (2017) 監督:石川慶 Ishikawa Kei ©2017『愚行録』製作委員会
「ポーランド民主化30周年」
1989年、ワレサ氏率いる自主管理労組「連帯」が選挙で圧勝して非共産主義政権が誕生したポーランド。それ以前の、共産党政権下で製作されたとは思えないコメディと、民主化から約30年後に生まれたシリアス・ドラマ。こちらは本年度アカデミー賞の監督賞、撮影賞、外国映画賞候補となった名作でもある。これら、ふたつの全く異なる作品を民主化30周年記念として贈る。
『月曜日が嫌い』Nie lubię poniedziałku (1971) 監督:タデウシュ・フミェレフスキ Tadeusz Chmielewski
『COLD WAR あの歌、2つの心』Zimna wojna (2018) 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ Paweł Pawlikowski
「追悼上映」
常に国際映画祭を賑わせたカジミェシュ・クッツ。1960年代の実験映画『沈黙の声』は当時のポーランド映画界にあって斬新な内容と語り口で公開時に批評家を困惑させたが、現在本国では「ポーランド派」が産んだ最も独創的な傑作の一つとの評価が定まっている。リシャルト・ブガイスキは、反共産的内容で上映禁止となり、民主化運動を経た1990年、8年の時を経てようやく上映された『尋問』でカンヌを激震させた。昨年から今年にかけて相次いで亡くなった2人の巨匠たちの代表作を上映する。
『沈黙の声』Nikt nie woła (1960) 監督:カジミェシュ・クッツ Kazimierz Kutz
『尋問』Przesłuchanie (1982) 監督:リシャルト・ブガイスキ Ryszard Bugajski
「アンジェイ・ワイダの世界」
死してなお世界中の映画人から多大なる尊敬を受けるアンジェイ・ワイダ。彼の代表作と普段なかなか観る機会のない作品、そして教え子たちの短編をリストアップ。
『死の教室』Umarła klasa (1976)
『灰とダイヤモンド』Popiół i diament (1958)
ワイダ映画学校短編集(3作品同時上映)
2002年にヴォイチェフ・マルチェフスキ監督と共同で、〈アンジェイ・ワイダ映画マイスター学校〉を創設したワイダ。『イーダ』のパブリコフスキ監督も教鞭をとる同学校の生徒による短編集。
『彼女の事情』Trójka do wzięcia (2006) 監督:バルテク・コノプカ Bartek Konopka
『ゲーム』Gry (2013) 監督:マチェイ・マルチェフスキ Maciej Marczewski
『ワイダの目、ワイダの言葉』Kolaudacja (2014) 監督:エリザ・クバルスカ他 Eliza Kubarska etc.
「シャザーー摩訶不思議な音楽体験」
知るひとぞ知る現代ポーランド芸術の立役者、“シャザ”。この即興音楽ユニットが、2人の鬼才の短編集の上映に合わせて生演奏。2012年の登映画祭で披露され絶賛を浴びた、他では観ることができない圧倒的な極上体験。
『ポランスキー短編集』Wczesne etiudy Polańskiego 監督:ロマン・ポランスキー Roman Polański
『スタレーヴィチ アニメーション短編集』Filmy animowane Starewicza 監督:ヴワディスワフ・スタレーヴィッチ Władysław Starewicz
「コメダの奏でるポーリッシュ・ジャズ」
ポーランド随一のジャズピアニスト・作曲家にして、ポランスキー監督の『水の中のナイフ』 (1962) をはじめ多くの映画音楽を手がけたクシュトフ・コメダの魅力がわかる2作品を紹介する。
『コメダ・コメダ』Komeda Komeda (2012) 監督:ナタシャ・ジュウコフスカ=クルチュク Natasza Ziółkowska-Kurczuk
『バリエラ』Bariera (1966) 監督:イエジー・スコリモフスキ Jerzy Skolimowski ©WFDiF
「アンコール上映」
ポーランド映画初の米国アカデミー賞外国映画賞受賞作。ぜひスクリーンで堪能しよう。
『イーダ』Ida (2013) 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ Paweł Pawlikowski
映画からポーランドを知るーー映画は異文化との出会いだ。
そんなひとときを日本のみなさんにぜひ楽しんでほしい。
詳細な作品解説や上映スケジュールは公式サイト「ポーランド映画祭 2019」をチェックしよう。
執筆・編集:YNA 2019.10.25