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Podsumowanie
今年で10周年を迎えるポーランド映画祭が11月20日より東京都写真美術館ホールで開催される。今年のプログラムは、生誕80年を迎えたクシシュトフ・キェシロフスキ監督作品を中心に、スタニスワフ・レム生誕100年記念上映他が企画されている。
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東京の恒例の文化イベントとして定着したポーランド映画祭は、今年で10回目の開催となる。ヨーロッパ映画を中心に扱う配給会社マーメイドフィルムの代表で、ポーランド映画に造詣の深い村田信男氏の発案で始まった。今年のプログラムには、クシシュトフ・キェシロフスキ(Krzysztof Kieślowski)監督作品から『ふたりのベロニカ』、『ある夜警の視点から』、『異なる年齢の7人の女性』、『トーキング・ヘッズ』、またアンジェイ・ワイダ(Andrzej Wajda)監督作品から『灰とダイヤモンド』、『アンジェイ・ワイダ 私のインスピレーション』がラインナップされている。クラシック作品に加え、ピョトル・ドマレフスキ(Piotr Domalewski)監督『私は決して泣かない』他、新作も紹介される。
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さらに、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートと共同製作された二作品も上映される。ボリス・ランコシュ(Borys Lankosz)監督ドキュメンタリー『ソラリスの著者』は、SF界の第一人者で思想でもあったスタニスワフ・レム(Stanisław Lem)の生涯と作品の秘密に迫る内容で、ヤン・P・マトゥシンスキ監督『トーキング・ヘッズ2021』は1980年のキェシロフスキ作品へのオマージュとなっている。
本映画祭は、マーメイドフィルム、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート、ポーランド広報文化センターの協力によって開催される。
開催日: 2021年11月20日、21日、23日、27日、28日
会場: 東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内:東京都目黒区三田1-13-3)
日本語訳:パヴェウ・パフチャレク(Paweł Pachciarek)、2021年11月