ユリア・クリヴィチ(Yulia Krivich)―ワルシャワ在住。シチェチン芸術アカデミー、写真・ポストアート活動スタジオ勤務。ビジュアルアーティスト、キュレーター、活動家で、写真、ポストアートと組み合わせた公共空間などを扱う。ドニプロ国立土木建築アカデミー(ウクライナ)建築学科(2010年)、ワルシャワ美術アカデミー(ポーランド)メディアアート学部(2013年)を卒業。 ポーランド文化・国家遺産大臣のガウデ・ポローニャ奨学金プログラム(2016年)、ヴィンタートゥール写真美術館(スイス)での「Pla(t)form」展参加(2018年)、ウクライナの若手アーティストを対象としたピンチュク・アートセンター賞にノミネート(2018年)、キュレータートリオ「ZA*grupa」の一員としてクリティカ・ポリティチュナの連帯助成金(2020年)、ワルシャワ市の奨学金プログラム(2021年)受賞者。2021年、新進芸術家のための Future Photography Platform にノミネート、2022年、ザグレブのWHW アカデミアの参加者。
作品では、アイデンティティに関する問題を探求し、アクティビズムの要素と集団的な実践を組み合わせている。東欧、移民、ポストコロニアル理論に関心を持つ。ロシアのウクライナ侵攻以降、ワルシャワ近代美術館内の連帯文化の家「スウォネチュニク(ひまわり)」をコーディネートし、共同制作している。