「Mazurkas of the World(マズルカズ・オヴ・ザ・ワールド)」フェスティバル2019春コンサート・関連イベントの写真。
フェスティバルでは伝統音楽のルーツに戻り、本物のポーランド農村音楽が演奏される。フェスティバルの名前に「マズルカ」、つまりポーランドで最も人気のある舞曲の名前を冠することで、ワールドミュージックの文脈でポーランド音楽を紹介することを可能にしている。マズルカはポーランド国外でも最もよく知られるジャンルだ。
ワールド・オブ・マズルカ・ファウンデーション(Fundacja Wszystkie Mazurki Świata)は、農村の音楽家・ダンサーによるオリジナルの形でのポーランド伝統音楽をプロモーションする目的で2010年に設立された。数日間続くフェスティバルでは、音楽やダンスのワークショップ、コンサート、ダンス、楽器フェア(民族楽器の製作実演、ポーランド全土・外国から集まる製作者との会合)などが催される。
フェスティバルには、農村音楽家の他、外国の音楽家、ジャズ音楽家、現代音楽の作曲家、古楽の演奏家が出演し、自らの音楽言語で伝統音楽との対話を試みる。
ブロードキャスターのピーター・バラカンPeter Barakanはイギリス出身で、ポーランド人とミャンマー人の出自を持つ。45年間日本に住み活動しているが、2019年3月アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートの招待を受け、初めてポーランドを訪れ、ワールド・オブ・マズルカ・フェスティバルに参加した。Culture.plのインタビューに答えて、フェスティバルについてこう語った:
「コンサートやワークショップに来る人々の熱意は私の想像を超えていました。フェスティバルのコンサートへの参加は本当に素晴らしい体験でした。おそらく9年前にヤヌシュがこのフェスティバルを始めるまで多くの人が知らなかったであろう古いタイプの民族音楽を体験すること、人々が集い、薬物なしで、ほんの少しのアルコールだけで、集団体験を楽しみ、皆が音楽に高揚することは、昨今では稀なことです。これは本当に良い意味で、驚くべきことでした。」
LOTポーランド航空はピーター・バラカン氏ポーランド訪問のオフィシャルエアラインです。
プログラム・パートナー:メロディーツアー