オンラインで楽しむポーランドの美術館・博物館
閉館中の美術館も好きなだけ見て回ることができる。インターネット上なら。長年にわたるデジタル化の甲斐あって、ステイホーム時代の今、私たちには膨大なデジタル・アーカイヴがある。画集が立ち並ぶ数多の図書館よりもっと豊かだ。家から出ずに、どこを訪ねよう?おすすめコンテンツをご案内。
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常設展示風景,ポーランド・ユダヤ人歴史博物館Polin,写真:M. スタロヴィエイスカ(Starowieyska),D. ゴリク(Golik)
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ポーランドとリトアニアの紋章が入り、ケレースの姿が描かれたタペストリー. ブリュッセル,1560年頃,フランス・フロリス(Frans Floris)とコルネリス・ボス(Cornelis Bos)派のアントワープの作家の下絵による,ヤン・ヴァン・ティーゲム(Jan van Tieghem)の工房,写真:ヴァヴェル城
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ユゼフ・ヘウモンスキ(Józef Chełmoński),『Burza(嵐)』,1896,キャンバスに油彩,クラクフ国立美術館蔵,写真:Pracownia Fotograficzna MNK(プラツォヴニャ・フォトグラフィチナMNK)
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ヴワディスワフ・ストゥシェミンスキ(Władysław Strzemiński),『Domy w ogrodzie(庭の家々)』,1928-1929,写真:ウッジ美術館蔵
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デジタルコレクションの全てが、実在のコレクションのヴァーチャル版というわけではない。特に注目したいのは、ポーランド、クロアチア、エストニア、ベルギー、フランスの20世紀後半のアヴァンギャルドを代表する作家のアーカイヴを集めたリポジトリ「Forgotten Heritage(忘れられた遺産)」である。このプロジェクトを主導しているのはワルシャワにある小さなFundacja Arton(フンダチア・アルトン/アルトン財団)だが、このコレクションの規模は、数多ある大型現代美術館を超えている。
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ホラツィ・ムシンスキ監督『キショニャ』のスチル,写真:製作会社プレスリリース
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アフメド・シャルカウィ(Ahmed Cherkaoui),Galeria Krzywe Koło(ガレリア・クシヴェ・コウォ)での展示,ワルシャワ,1961,ヌルディン・シャルカウィ所蔵(Nourdine Cherkaoui),写真:ザヘンタ国立美術館プレスリリース
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前述したウッジ美術館のコレクションに関する動画もある。クリティカル・アートの第一人者ズビグニェフ・リベラ(Zbigniew Libera)は、若い頃にウッジ美術館で日がな一日過ごしていたといい、このコレクションに詳しい。教育映像シリーズ『Przewodnik po sztuce(アート・ガイド)』で、リベラは20世紀芸術を代表する作家や出来事について、ウッジ美術館所蔵作品を紹介しながら解説している。
ステイホーム時代、アーティスト自身も作品をインターネット上に公開している。ホラツィ・ムシンスキ(Horacy Muszyński)は、ホラーのお約束を使った長編映画や連続ドラマを作っている若い作家だが、この時勢にぴったりの作品を公開した。スペイン滞在制作中に撮影した『Kishonia(キショニャ)』は、人々がキュウリの漬物に変異する謎の伝染病で、世界が混乱に陥る物語である。パンデミックによるストレスを解消するためにも、ぜひ視聴をおすすめしたい。
執筆:ピョトル・ポリフト(Piotr Policht),2020年3月
日本語翻訳:パヴェウ・パフチャレク(Paweł Pachciarek),2020年8月