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Podsumowanie
クリスティアン・ルパ演出作品が初めて、韓国・日本両国の演劇祭で披露される。ルパの「伐採」はソウルでSPAF演劇祭の幕を開け、東京でフェスティバル・トーキョー演劇祭のメインイベントとなる。
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熱狂的支持のあるポーランド人演出家クリスティアン・ルパ(Krystian Lupa)が火をつけた中国でのポーランド演劇人気沸騰に、「伐採」は、今年度のSPAFソウル国際舞台芸術祭で2公演、フェスティバル・トーキョーのメインステージの東京系術劇場で3公演、披露される。既にSPAFソウル国際舞台芸術祭には、称賛を受けた「(ア)ポロニア」のクシシュトフ・ヴァルリコフスキ(Krzysztof Warlikowski)や、「オデュッセイア」のクシシュトフ・ガルバチェフスキ(Krzysztof Garbaczewski;ともに2012年)、2013年「罪」のエヴァ・マルチニャクが既に挑んでいる。一方、フェスティヴァル・トーキョーでは、「伐採」がルパの作品としてだけでなく、ポーランドの演劇として初めて披露される。
「伐採」は、オーストリア人作家で脚本家のトーマス・ベルンハルトの小説を原作に、ヴロツワフのポーランド劇場劇団(Polski Theatre in Wrocław)が発表した、数々の賞を受賞し、評論家に絶賛された名作である。舞台の物語は、芸術仲間の古い友人たちが集まる晩餐の間のことである。この会はある一人の女性の葬儀の後の宴会になる。ルパはこの「伐採」で、当局と芸術家、芸術家と名声の関係を問いかける。この作品は、名高いアヴィニョン演劇祭や、2014年に披露当初、観衆の大きな関心を引き、中国の知識人層に文化や文化人、演劇人の役割について議論の嵐を呼んだ中国(天津、北京)公演など、国内外で披露されている。
SPAFソウル国際舞台芸術祭は、現代演劇、舞踊、音楽、複合アートのフェスティヴァルである。毎年、全世界から最も著名な演出家、芸術家、演劇専門家を招聘している。アジアで最高なパフォーマンスアートのフェスティヴァルとして、韓国内外の観客とメディアの注目を集め、アーティストからは国際的な現代舞台芸術の傾向を示す催しと認識されている。
フェスティヴァル・トーキョーは、14年前から、日本と世界のパフォーマンスアート分野の作品を披露する最も重要なフェスティヴァルである。フェスティヴァル期間中に、いくつかの会場で、日本国内と世界で最も話題を呼んだ約30の作品が発表される。演劇作品の他に、映画上映、インスタレーション、シンポジウム、講演、アーティストトークなども開催される。フェスティヴァル・トーキョーは、東京で開催される最も認識度の高い文化催事の一つで、日本国内はもちろん国際的な演劇界でも評価が高い。
クリスティアン・ルパ演出「伐採」、ヴロツワフ・ポーランド劇場
- 2016年9月29日、韓国、SPAFソウル国際舞台芸術祭、Arko Arts 劇場
- 2016年10月21日−23日、日本、フェスティヴァル・トーキョー、東京芸術
主催:Culture.pl、ヴロツワフ・ポーランド劇場、SPAFソウル国際舞台芸術祭、フェスティヴァル/トーキョー