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Podsumowanie
ワルシャワで毎年開催されている本企画は今年5月に6回目を迎え、初の海外開催を日本で行なうこととなりました。
Content
「Silence of the Body/沈黙する身体」は、ポーランド国内はもとより、全世界のいかなるものとも比較することはできない独特な芸術的試みです。これは、フェスティバルの類ではなく、アーティスト、観客、そしてワークショップ参加者の出会いの場であり、「沈黙の演者の芸術」の考察と習得にフォーカスが当てられています。
1965年、ヘンリック・トマシェフスキ主催ブロツワフ・パントマイム劇場のマイムアーティストになる。同劇場にて11年間活動した後独立し、1979年よりニューヨークで活動。独自のマイムアートシアターカンパニーを作る。1993年以降現在まで、ワルシャワで活動中。
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「生きる」ことの本質を教えてくれる、稀有な芸術家であるステファン・ニジャウコフスキによる舞台上での公開ワークショップとプレゼンテーション、それはまるで古代ギリシャの哲学者との対話のような経験になりました。「教える姿、教えられる姿」がいかに変わり、深まっていくかを見ることは、アートマイムを知る手がかりとなるだけでなく作品を観ることとは別のアートマイムを「観る」経験となりました。
このニジャウコフスキが主宰するカンパニー「The Mime Art Theatre」による新作上演は、ポーランド・ワルシャワという土地で進行し続けるアートマイムが、現在のこの世界とどう切り結ぶのかを目撃する貴重な場となりました。
さらに、カナダ人のテリー・プレス、日本人の Jidai によるワークショップとプレゼンテーションは、アートマイムがいかにして受け継がれ、その「本質」がそれぞれのアーティストによってどう磨かれ、輝きを放っているのか、アートマイムの多様な在り方を見せてくれる、本企画に欠かせない重要な要素です。
最終日には、舞踏家の大野慶人らを招き、「沈黙する身体とは何か──言葉を超えて語ることの意味」と題したアートカンファレンスも行われました。
総合芸術監督:ステファン・ニジャウコフスキ
主催:シアターXカイ/日本アートマイム協会
助成:Culture.pl、ポーランド広報文化センター
後援:ポーランド共和国大使館、「V4+日本交流年2014」
協力:北海道ポーランド文化協会
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