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Podsumowanie
札幌国際短編映画祭にノミネートされた、ヴォイチェフ•ツバージャ新作の短編映画「2903」が2015年10月に上映されました。
Content
「2903」は、ポーランド人でインディペンデントアーティスト、ヴォイチェフ•ツバーヤの短編映画です。映画は古びたホテルの部屋と窓の外 に広がる街の風景との中で展開される、未来のロマンスを描いています。2903年に、東京にある古めかしいホテルで、見知らぬ二人(男と女優)は長い夜を過ごします。お互いの現実に耐えつつ、より親密な時を過ごそうと努めます。男は、女から、かつて自分が失った感情を得ようとし、女は単なる感情のやりとり以上のものを得ようと試みます。二人はお互いに挑発し合っていきます。
ヴォイチェフ•ツバーヤ(Wojciech Tubaja)はポズナン芸術大学とワルシャワ芸術大学で学び、ワルシャワ芸術大学で2012年にMFAを取得しました。現在ワルシャワに在住し、数々の展覧会に参加しています。映画、演劇、ビデオ•アートといったあらゆるアートを融合させ、極めて現実的な物語に基づいた演劇を制作しています。
ツバーヤは、登場人物の人生の一場面、大衆文化または彼自身の想像を再現することによってプロ•アマチュアの俳優の実体験に介入し、ドラマチックな演技をビデオに録画しています。それによって登場人物の感情描写を効率的に築き上げているのです。短編映画は演劇形式で発表されるので、一人一人の実体験をよりリアルに伝えるのに、長さ、空間、そして何よりも反復性といったフォーマルな要素を自由自在に操作することができます。ヴォイチェフは、登場人物が演技できる非日常的•人工的な 環境を作り上げるために、歴史と大衆文化をよく取り入れています。彼は「ユニークなものは存在しない。すべての物事は反復される:感情、人物、言 葉。」という考えのもと、常に創作する各物語との間に類似点を生み出しています。
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