アンナ・オルウォフスカ,東川町国際写真フェスティバル海外作家賞受賞
ポーランドの写真家アンナ・オルウォフスカが、東川町国際写真フェスティバルにて、栄えある第33回写真の町東川賞-海外作家賞を受賞した。
2017年海外作家賞は21人の候補者の中から選出された。受賞作「Case study: invisibility(ケーススタディ:不可視性)」は、沈黙を守り、批判を避ける擬態戦略の一つとしての不可視性を探った。第33回写真の町東川賞審査講評では、オルウォフスカの作品だけでなく、ポーランド現代写真の成果が高く評価された。
「政治的な大きな変動を経験し、映像表現の伝統に育まれたポーランドの作品は、とても多様な厚みと広がりがあり(中略)オルオーヴスカ(*原文通り)氏は若手作家を代表するひとりで、見る者のイマジネーションを誘う作品は、国際的にも脚光を浴びている。最近では、見えないもののテーマをさらに展開し、写真の可視性を問いかける作品も制作している。」
(http://photo-town.jp/higashikawa-prize/examination-comment/index.html)
アンナ・オルウォフスカ Anna Orłowskaは受賞に寄せた感謝の言葉の中で、以下のように述べた。
「一般によく知られた物ではなく、普段は隠れている難しい物事を認識するために、新たに考えたり、世界を再解釈したりする手段がアートなのだと考えている。それはつまり、主流の言説からは無視されているけれど、私は大事だと思う細部や小さな物語、現象に着目することだ。写真は、物事をまず単純な方法で見せ、次にそれに疑問を呈する手法に極めて適している。私はこの媒体を通じて作家としてのものの見方を培った。私たちはイメージに対して鈍感になってしまっているが、写真は現代世界に強い影響を与え、これを左右している。」
北海道東川町は1985年に「写真の町宣言」を行った。それ以来、写真によって出会いに満ちた町にしようという理念を実現するため「東川町国際写真フェスティバル」を毎年開催し、世界中の写真家が集い、作品を発表する場を設けている。
参考資料: 報道資料, Culture.pl. 執筆: AW, 2017.04.28
日本語訳: YA